
オカメインコは一日の大半をケージ(鳥かご)の中で過ごします。
オカメインコが快適に、そして安全に過ごせるケージを選びましょう。
ケージといえど色々な商品が販売しており、何を買ったらよいのか悩む方も多いと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。
◇◆ ケージ選びのポイント ◆◇
- 大きさ(サイズ)
- 快適さ
- 安全性
- お世話のしやすさ
1【大きさ(サイズ)】中型インコに適した大きさのケージ
オカメインコは体長30~35cm。尾羽が長いのが特徴的なので、尾羽が床につかないような高さが必要です。また、両翼を広げると30㎝くらいにもなるので、翼を十分に広げてもケージにぶつからない横幅が必要です。
狭いケージよりも広いケージを選びます。
横幅や奥行き45㎝以上、高さは50㎝以上がよいとされています。
一般的に発売されているケージは四角いケージですが、アーチ状になったケージも発売されています。アーチ状のケージを選ぶときは、四角いケージよりも一回り大きなケージを選ぶと良いそうです。
2【快適さ】オカメインコが移動しやすいケージ
オカメインコはケージ内の移動は、飛び回るのではなく、くちばしと脚を使って伝い歩きをします。
なので、縦網よりも横網の方が移動がしやすいです。くちばしを網に引っかけて上下左右に移動します。
オカメインコはとても臆病なので、出入り口が狭いとビビッてしまい出入りができません。大きく開く扉がよいです。
3【安全性】けがや病気のリスクを考慮したケージ
オカメインコはオカメパニックを起こすことで、けがのリスクが高まります。パニックを起こしケージの中で暴れた時、ケージの隙間に翼を挟んでしまい擦り傷などによる流血、打撲や骨折をしてしまう危険があります。
上記の項目で横網の方が移動しやすいと書きましたが、パニックを起こし網に翼を挟んでしまった時も、横網の方がけがの危険が低くなります。縦網だと翼をひねって引き抜くことになるのですが、横であればひねることなく引き抜けます。
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インコたちは色々なものをかじります。ケージもかじります。
塗装されたケージは経年はがれてきます。はがれた塗装を口にしてしまったりメッキからでる錆を口にしてしまうと、毒性のあるものだと中毒症が心配です。
3価クロムメッキを使ったケージや錆に強いステンレスケージが安心です。
オカメインコの寿命は10年~20年と言われているので、ケージも耐久性のあるものを選びます。または、数年使用し、劣化がみられる時は定期的に買い替えると良いでしょう。
4【お世話のしやすさ】普段のお世話や掃除が苦にならない作りのケージ
どんなに広くて安全なケージでも、普段お世話をする飼い主が使いづらく不便に感じるケージはお勧めできません。オカメインコだけでなく、飼い主にも使いやすいケージ選びが重要です。
エサや水の交換は、毎日の作業になるので、入れ物の出し入れのしやすさ、床掃除のしやすさなど苦にならない作りになっているのか考える必要があります。もし、使い勝手がイマイチならば、使いやすいように工夫が必要です。
◇◆オカメインコにお勧めなケージ】◆◇
上記の1~4を考慮し、オカメインコにお勧めのケージ


HOEI 465オカメ
本体サイズ (幅×奥行×高さ) : 46.5×46.5×58cm 重さ 4900g
結構な存在感です。重さも約5㎏なのでケージを洗ったりするのは大変です。ですが、こちらの商品は、横網であり、出入り口が引き上げ式のスライドではなく、手前に開く大きな扉がついているので、オカメインコには使いやすいケージです。天井も大きく開きます。
エサ入れ2つ、エサ入れカバー2つ、止まり木2本、T字パーチ、グリーンホルダーがついています。
床掃除もしやしく引き出しになっていて、フンキリ網やフンキリ網を引き出した時に、隙間から逃げないようシャッター枠もついていますので、掃除も楽にできます。
機能とお値段を総合的に評価すると、この商品が一番オススメになります!
HOEI 35手乗りホライズン
本体サイズ (幅×奥行×高さ) : 37×41.5×54.5cm 重さ3500g
465オカメよりも一回り小さいサイズになります、小型版。機能や付属品は全く同様です。なので、465は大きくて置き場所に困る、掃除が大変という方で1・2羽の飼育ならこちらでも十分ではないでしょうか。
類似品に『35手乗り』という商品がありますが、これは縦網であり、前方が大きく開きませんので、オカメインコに使うケージであれば、『35手乗りホライズン』を選びます。全く使い勝手が違います(^^;)
HOEI 465オカメステンレス
本体サイズ (幅×奥行×高さ) : 46.5×46.5×58cm 重さ 5000g
465オカメはメッキ仕様ですが、こちらはステンレスになります。
錆に強いため耐久性があります。
HOEIは国内メーカーです。各パーツで個別に販売もしており、止まり木やエサ入れ容器は劣化や破壊されるので買い替えがあるのも利点の一つです。
◇◆HOEIケージ用の止まり木◆◇
ケージの付属品で一番消耗が激しいのが止まり木です。止まり木は自然木を利用したデコボコのある木の方がインコへの足の負担が減るので可能であればデコボコな止まり木をつけてください。といえど・・中々良い商品を見つけられず・・・
ケージ購入時に付属された同様の替えをご紹介します。
オカメインコの止まり木には直径1.5~3.0㎝が理想です。購入時の付属でついている止まり木は直径1.5cmなのですが、オスだとガリガリ削ってしまうので当方は直径2㎝の止まり木を使っています。
465オカメ・ステンレス用
直径2cm
直径1.5cm
35手乗りホライズン用
直径2cm
直径1.5cm
◇◆HOEIケージ用おやすみカバー◆◇
必需品ではないですが、ケージ内を暗くしたい時にはあると便利です。オカメインコの中には真っ暗だとちょっとした物音や気配でパニックを起こす子がいます。そのような子には、完全に真っ暗にせず少し明かりが入るように隙間をあけると良いです。
465オカメ・465オカメステンレス用
この2タイプには『おやすみカバー Eタイプ』が合います。
35手乗りホライズン用
ホライズンには『おやすみカバー Bタイプ』が合います。
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参考程度にしてもらえると嬉しいです。最後まで見ていただき、ありがとうございました^^